北京ならではのショップ街

北京ならではのショップ街。 北京ならではのショップ街

タグ: 北京ならではのショップ街

発信時間: 2014-03-21 09:54:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

前門大街

 

新しく改造された北京前門大街の歩行者天国。

前門大街に再建された廊坊頭条胡同(横町)の「牌楼」



 


北京では、古い建物がしだいに重要視されるようになってきた。天安門の南に面した前門大街は、570年の歴史を誇る大通りだ。今年、前門大街は、歴史上の5回目の修復を終えたばかりだ。

「牌楼」と呼ばれる鳥居形の建造物は、古い北京の独特の景観を形づくっている。昔、北京っ子は前門大街のことを「五牌楼」と呼んだ。なぜなら当時の「牌楼」は普通、門の出入り口が3つだったが、前門の「牌楼」だけは5つあったからである。

1958年、都市改造のため、前門の「五牌楼」は取り壊された。2001年、鉄筋コンクリート構造の「改良」された「五牌楼」が復元された。しかし、交通の便を良くするため、「牌楼」の6本の柱のうち4本が、地面に届かず、宙に浮いた形で設計されたため、人々は「ニセ五牌楼」と揶揄した。今回の設計は、清の時代の「5つの出入り口、6本の柱、5つの楼」という様式に基づいて再建された。

1958年運行が停止された「当当車」(チンチン電車)も前門大街に復活した。「当当車」は、電車の先頭に銅製の鈴をつけ、運転手がペダルを踏むと、鈴が「チンチン」と鳴り、通行人に道を開けるように促すところからこの名前がついた。

「五牌楼」と「当当車」を復活させた前門大街の道は、歴史を感じさせる灰色と白の石畳で路面が舗装された。それに、北京特有の民間風俗であるサンザシの飴の「糖葫蘆」やでんでん太鼓、鳥かごの形をした街灯が、道の両側に立てられた。

再建された前門大街の北の部分は、歴史的な遺構建築物の保存を主とし、1920から30年代までの建物が合わせて9つ残された。中央部分は、歴史的、代表的な41軒の古い店構えと景観の修復を主としている。南部分は現代の建物を主としている。

 

明・清時代の雰囲気が濃厚な老北京一条街

 





 

 

「老北京一条街」は王府井の新東安市場地下1階にある。敷地面積は2700平方メートル。明代や清代の建築風格をもとに老舗街や文化街、軽食街などを再現。北京の清末から民国初期の宮廷や民俗の風情を味わうには格好の場所だ。内聯昇や瑞蚨祥、戴月軒、博古斋、桂香村などの老舗は18、19世紀に開業。文化街では七宝焼きや泥人形のほか、民間の職人が手づくりの技を見せてくれる。「老北京一条街」は古い北京特有の民俗、文化を感じさせてくれる。

 

 隆福寺

 

 

 

 

東城区東四北大街から美術館東街に至る通りにあり、長さ600メートル、商業施設として550年の歴史を誇る。歴史を感じさせ、落ち着いた市民の風情があるせいだろうか、通りの名に質朴な雰囲気が滲み出ている。民俗的で、大衆的で、しかも洗練されたところもある。北京の一般市民が消費者だ。明代中葉から、隆福寺の縁日はその名を馳せてきた。清代末期には、縁日が開かれるたびに多くの人が訪れた。邸宅に住む貴族、東交民巷にあった大使館の外国人、そして貧しい市民、近郊の農民も縁日に駆けつけたという。辛亥革命後、北京城が開放され、行き来が便利になったことから、商品取引はより活発になっていった。だが、東安市場が開設され、骨董品・書画業が南の琉璃廠に移転するに伴い、隆福寺の縁日は次第に下層階級が主体となり、日用品や軽食の販売が特徴となっていく。いろいろな特産品を購入できるだけでなく、北京独特の軽食を味わうこともでき、民間戯曲も楽しめるところだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月21日