百年間に3センチしか成長しない紫檀は、その右に出るものがない材質や珍しさから、金と同じように高価なものだと見られている。中国紫檀博物館では、こうした貴重な木材で作られた調度品・芸術品など、約1千点が収蔵されている。
中国紫檀博物館は、最大の規模、最も豊富な収蔵品、最高のレベルを誇る世界一の紫檀博物館であると見られており、香港の富華グループが2億5000万元を投下して設立したものである。敷地面積は25000平方メートルで、外観は中国の昔の宮廷風のもの。展示品には、明・清期の調度品もあれば、館長の陳麗華氏が自ら熟練した職人たちを指導して作らせた伝統風の調度品・芸術品もあり、そのうちの大部分は故宮のものを手本にしたもの。長さ32.4メートル、幅1.77メートルの木彫の「清明上河図」と高さ3メートルの木彫の故宮角楼の模型、木彫の故宮の庭園にある万春亭、千秋亭の模型は最も貴重な収蔵品と見られている。故宮シリーズのほか、北京の四合院、山西省の飛雲楼、五台山の竜泉寺の鳥居状の築造物など、中国の著名な建築物を手本にした木彫芸術品もたくさん収蔵されている。
アドレス:朝陽区興隆西街9号
電話番号:85752818
交通: 312、728番バスに乗り高碑店バス停で下車。
開館時間:9:00~1 7:00
入場料: 大人50元 学生30元
公式サイト:www.redsandalwood.com
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月21日