瑞蚨祥の創始者は孟鴻升という。孟子の末裔で、済南出身である。彼は手織りの木綿を売ることから商売を始めた。商売の規模はどんどん広がり、品数も日に日に増えていき、絹織物や革製品などの高価なものも取り扱うようになった。
清代末中華民国の初期には、北京最大の生地商となった。大柵欄街内で五店舗を経営した。
中華人民共和国成立後、天安門広場に翻った最初の五星紅旗の生地は瑞蚨祥が提供したものである。現在の北京瑞蚨祥は基本的に昔の建物の様子を残している。天井に装飾のついた構造を持ち、石門には彫刻がされ、取り外し可能な雨よけなどは今でも良好な状態で保存されている。店内面積は、1000㎡以上ある。
住所:大柵欄街
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年3月21日