中国が独自に開発したクラウドコンピューティングシステム「紫雲1000」がこのほどおめみえし、中国がクラウドコンピューティングの中核技術の分野で大きな飛躍を遂げたことを内外に示した。新華社が伝えた。
同システムではコンピューター1台あたりの中央演算装置(CPU)数を6万5535個まで拡大することが可能で、サーバーは85ペタバイト(PB)まで拡充でき、情報処理量は毎秒1.2ギガバイト(GB)に達する。このシステムを利用すればこれまでに体験したことのない世界が広がる。たとえば、完全開放型のさまざまな特色を備えた汎用ハードウエアや各産業向け応用ソフトウエアがあること。メモリと計算能力を顧客の需要に合わせて調整でき、無限に拡張することもできること。従来の情報技術(IT)システムに比べて作業にかかる時間を90%以上カットできること、などだ。
「人民網日本語版」2013年12月12日