今年1月の実行ベース外資導入額は2けたの伸びを達成し、好調なスタートを切った。これは中国が引き続き良好な投資環境を備えているかどうか、外国人投資家が引き続き中国経済の発展を信頼しているかどうかという問いに対する、最も実際的で最も説得力のある回答だといえる。人民日報が伝えた。
導入外資が急速に増加したのは、新しい指導部が推進した各種の政策が効果を上げたことが大きい。昨年以降、新指導部が積極的に進めてきた政府の職能の転換、経済の構造調整、その他の社会経済改革の着実な推進は、対外開放を拡大し、実体経済を発展させ、国内の有効需要を牽引し、投資環境を改善するのにプラスにはたらき、海外からの直接投資の吸引力を強めることになった。
これと同時に、外資導入の総合的な優位点が徐々に現れ始め、世界から中国に寄せられる投資は全体として好調ぶりを示した。現在、中国の経済社会は安定・好転し、内需の潜在力は大きく、人材の競争力が絶えず強まっている。これに加えて昨年以来全国各地で政府機関の行政能力の向上、投資の利便化措置の充実、投資のソフト環境・ハード環境の着実な改善が以前にも増して重視されるようになり、ますます多くの多国籍企業が中国を主要投資先と考えるようになった。1月のデータをみると、米国、韓国、オランダ、イタリア、英国などの対中投資が急速な伸びを示している。