北京市の程紅・副市長はこのほど行われた2014年北京観光政策会議において、「北京市の観光収入は今年、総額4300億元(約7兆2130万円)に達し、市の観光収入全体に占めるショッピング・飲食による収入は25%を占める見通しだ」と述べた。北京日報が報じた。
程副市長は、「北京の観光業は、首都としての特性と機能面での優位性を活かし、皇城文化、首都文化、昔ながらの老北京文化など各種文化に内包された要素を深く掘り起こし、北京伝統文化の魅力をしっかり表現しなければならない。また、持続可能な発展方式にシフトし、一般大衆の観光市場を穏やかに静かに育て上げ、観光ブランド製品を生みだす必要がある」と指摘した。
北京市観光委員会の端正宇・委員長は、「市の観光政策における今年の重点目標は、古北水鎮、十三陵鎮、金海湖鎮など、特色ある観光小都市を5カ所から10カ所建設することだ。古北水鎮はほぼ完成してテスト営業を開始、観光客数はきわめて順調に伸びている。他の観光小都市も予定通り建設が進んでいる」と紹介した。
北京市は昨年、年間1億元(約16億7800万円)以上を投入して54項目のプロジェクトを進め、総投資額は1200億元(約2兆135億8900万円)を上回った。財産権取引機関である北京産権交易所(北交所)に委託して全国初の観光資源取引プラットフォームを構築、今までに58項目のプロジェクトがオンラインで取引され、融資需要は70億元(約1174億5900万円)に達している。2014年、北京を訪れる観光客総数および総収入は前年比9%増加し、市の観光収入全体に占めるショッピング・飲食による収入は25%を占める見通し。
「人民網日本語版」2014年2月24日