奥林匹克公園は北京の中軸線の北端に位置する。敷地面積は約680ヘクタール。壮大な森林自然生態環境は北京の中軸線に連なり、都市の歴史を代表するとともに、古い文明の中軸線でもあり、まさに野趣とレジャーの雰囲気に溢れた山水風景。公園は中間を貫く第5環状線で南北に分かれている。南側は山水景観が主体。北側は地形が多少起伏し、小規模な谷や川、野趣に富んだ密林が主体だ。五輪開催中は多くの選手がくつろいでいたが、五輪後は北京最大の市民公園に。北京五輪が残した貴重な遺産である。
北京最大の人工の緑地。奥林匹克公園に植えられた喬・灌木は180種を超え、53万株を数える。人口湖の総面積は26.7ヘクタール。湿地面積は4.2ヘクタール。年間7200トンの二酸化炭素、32トンの二酸化硫黄を吸収できるほか、酸素放出量は5400トンと、周辺の生態環境は大幅に改善され、ヒートアイランド現象も緩和された。
五輪終了後には第2期工事が始まり、レストラン増設など商業施設の建設が始まる。観光施設も完成次第、徐々に一般公開される予定。