世界博物館の日だった5月18日に、抗日戦争の貴重な文物13点が北京にある中国人民抗日戦争記念館に収蔵されました。これには、日本が青島を占領していた期間に、紡績工場を設立して経済的な侵略をしたことに関する文献、日本が軍国主義を宣伝したバッジなどが含まれています。
これらの文物は山東省青島の市民、劉吉林さんが寄贈したもので、富士瓦斯紡績株式会社青島工場のオリジナル資料です。これには、貯水池及び工場の作業場の申請文書、設計図、土地の賃借・売買契約などの資料と翻訳文が含まれています。
また、バッジの寄贈者は北京の収蔵愛好家の潘亦輝さんです。2011年から、潘さんは前後して3回、中国人民抗日戦争記念館に文物を寄贈しています。
同記念館の瀋強館長は、「これらの文物は館の収蔵品の内容を豊かにしただけでなく、研究、展覧に強力な支持でもある」と述べました。
(中国国際放送局)