「腹黒さとさわやかさを兼ね備えている」という盖さんの作品。
北京大学の情報科学技術学院コンピューター学部の博士課程で学んでいる盖孟さんの名前は、同大学内ではあまり知られていない。しかし同大学の掲示板「北大未名BBS」のID「狼風」というと、知らない人はほとんどいない。同掲示板を開くと、盖さんの作品が次々に表示される。2013年7月、盖さんは友人らと3000元(約5万円)かけて、ポストカードのアトリエ「紙片児工作室(PAPER BAR)」を立ち上げ、さまざまなシリーズのポストカードやノートを製作し始めた。作品は大学内で好評を博し、1年足らずで10万元(約165万円)以上を稼いだ。大学が来賓への記念品として、盖さんのポストカードを贈呈したことも何度もあるという。広州日報が報じた。
盖さんは、絵画やデザインを習ったことはなく、独学で学んだという。自分の作品について、盖さんは、「腹黒さとさわやかさ、善良さとダークさを兼ね備えている。どっちにしてもポストカードに過ぎない」と語っている。