北京から北戴河に向かうT5697列車は8月22日12時35分、北京駅の第一ホームに停車していた。人混みの中で、突如叫び声があがった。ホームで秩序維持に当たっていた北京乗警支隊序列隊の韓暉副隊長が見に行くと、2歳児がホームから転落していた。
列車があと15分で発車する緊急時に、韓副隊長は車両の連結部分からホームに下り、下で泣いていた子供を抱き起こし、連結部分まで連れてきた。騒ぎを聞き駆けつけた列車長、乗警(鉄道公安員)、ホームで勤務中の人民警察などが手を伸ばし、韓副隊長から子供を受け取り、両親に引き渡した。
両親によると、子供は服が汚れただけで、他に怪我はなかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年8月25日