1月31日付けの米ロサンゼルス・タイムズは、中国が2022年の冬季オリンピックの招致活動を行っていることについて、「中国は冬季オリンピックの開催によって、13億人の国民のウインタースポーツに対する熱意を高めようとしている。中国がオリンピック委員会にも報告したように、これによって中国のウインタースポーツのマーケットが大きく拡大することになる。
同時にまたそれは国内消費を高め、輸出と投資に過度に依存した経済を転換しようとする政府の目標とも合致する」との見方を示した。またシンガポールメディアの記事を引用して「中国が冬季オリンピックを開催する狙いは、中国の力強い成長を世界に示すためでもある。オリンピックが年々商業化していることから、オリンピック委員会がカザフスタンより中国を選ぶことはより合理的である」「14年前に北京オリンピックの招致に力を入れた当時の中国と現在の中国では、状況が全く異なっている。
当時は経済の苦境から逃れるための世界的な行事であったが、今の中国は自信に満ちた国になっている。前回の北京オリンピックの招致では『中国がオリンピックを必要とした』が、今回の冬季オリンピックでは『オリンピックが中国を必要としている』」という文章を掲載した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月2日