春節を間近に控え、頤和園や北海公園、玉渊潭公園、陶然亭公園などといった北京の6大公園が、連日、スノーゲームやアイスゲームを楽しむ多くの家族連れなどで賑わっている。北京市公園管理センターによると、これまでにこれらの公園に訪れた人は20万人にも達するという。
この冬、各公園が力を入れているのは、ウインタースポーツの特設会場。頤和園内の昆明湖スケートリンクは市内で最大規模。開場してからこの1ヶ月の間に4万5000人がスケートを楽しんだ。
玉渊潭公園や陶然亭公園も、小中学生たちに冬休みの生活を有意義なものにしてもらうために「ウインターカーニバル」を開催。子どもたちは、28メートルという長い雪の滑り台や雪の上でのサッカー、円盤遊びなど、約20のゲームを楽しんでいる。
また陶然亭公園の中では、多くの子どもが雪の上で転げまわって大きな歓声を上げている。高いところから円盤とともに降りてきたり、岩の上を飛び回るペンギンと写真を撮っている子どももいた。陶然亭公園ではこれまで1日平均300人が訪れ、日曜や祭日になると600人にもなるという。
「天気さえよければ子どもたちを連れてここによくきます。冬の遊びが何でもそろっているからです。子どもたちは大喜びだし、身体を鍛えるにももってこいです」公園の近くに住む李さんはこう話す。
このほか頤和園では、市民や子供たちの安全に配慮するため、安全スロープやすべり止めの通路などを設置。また玉渊潭公園や陶然亭公園では、人出が多い日にはスタッフを人の整理や誘導などに振り向けている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月3日