「地下鉄の建設資金はどこから?」「地下鉄の建設コストは? 1キロあたりのコストは?」。北京の地下鉄を利用する市民には以前からそんな疑問があった。中国網の記者は9日から10日にかけて、首都地下鉄建設の管理を担う北京市軌道交通建設管理有限公司、地下鉄建設の投資管理やプランニング、資産運用などの業務を担う北京市基礎設備投資有限公司(京投公司)に赴き、これらの問題について質問した。
北京の建設コストは1キロあたり10億元以上 2014年末までに、北京地下鉄の総距離数は526.7キロ、322の駅がある。北京地下鉄18路線に対する京投公司の投資総額は2513億元。北京オリンピックスタジアム(鳥の巣)が110個建設できる金額だ。資金の一部は、プロジェクト進度に基づき、毎年の財政予算で決められる北京市政府の地下鉄プロジェクト専用資金から拠出した。現状その金額は毎年155億元。残りは京投公司が外部からの融資で対処している。
様々なコストが高騰するのに伴い、地下鉄建設費は6年で倍近くになっている。2007年から2014年の間に、1キロあたりコストは5億7100万元から10億700万元に膨れ上がった。その中には建築費用や立ち退き費用、設備購入費用等も含まれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月15日