知られざる故宮消防隊の仕事 

知られざる故宮消防隊の仕事 。

タグ: 故宮消防隊 

発信時間: 2015-05-20 17:25:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

場所に限りがあるため、彼らの訓練ルートはやや特殊だ。まず故宮の外壁に沿って走る。東華門から始まり、神武門、西華門を経て東華門に戻る。1周3キロだ。ランニングが終わると、平行棒やバーベルを使って体を鍛える。「体を鍛えておけば、肝心な時に迅速に動けるから」と中隊幹部の張志さんは言う。消防服とヘルメットを身に付けている上、火の中に入るときには30キロ以上の酸素呼吸器を背中に背負わなければならない。鍛えられていなければできないことだ。

厳禁:火を使っての料理

故宮消防中隊は3.74平方キロの管轄区における消防安全を受け持っている。ここには故宮、国家博物館、天安門広場といったランドマークがある。その責任は重大だ。特に木造構造である故宮では「火はもちろん、煙すら逃さない」。

火災を防ぐため、一切の火種を謝絶することが基本となる。消防中隊は祭日のたびに午門の入口での安全検査を手伝う。同時に人々が密集するエリアでも勤務する。観光客の故宮への燃火物持ち込みや、喫煙などを防ぐためだ。消防中隊は太和門の前でサービス窓口も設置している。防火知識の解説や消防理念などについてのパンフレットを配布するためだ。観光客に対して景観地区における防火宣伝を行っているのだ。

 

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月20日

 

 

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