7月18日に北京で発表された中国人民大学国際貨幣研究所の「人民元国際化報告2015」の予測によると、人民元の国際化レベルは2年以内に日本の円を超える見込みで、世界四大国際通貨になるという。
同レポートの人民大学研究チームの試算によると、人民元国際化指数(RII、人民元が国際経済活動で実際に使用されている程度を客観的かつ総合的に数値化したもの)は、2014年末の時点で2.47%だった。2009年末はわずか0.02%であり、5年間で120倍以上増加した。また米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円の4大主要通貨の国際使用シェアは数年前より明らかに下降傾向にあり、その一方で人民元やオーストラリアドル、カナダドル、その他新興国の通貨は上昇傾向にある。2014年末の日本円の国際化指数は3.82%にダウンした。