澄んだ水が丹江口貯水庫から北上し、山を越え、最終的に北京の団城湖調節池に到達する。1276キロの長い水路を通って水が北京に到達するというのに、澄んだ水を維持できるのだろうか。
南水北調の中期工程では、幹線水路を完全密封して管理してきた。沿線には多くの観測地点を設け、水質に対し厳格な審査を行った。同時に水質管理ネットワークと警戒システムを構築した。北京市内ではさらに、河水の進水に対し24時間の全天候型監視体制を敷き、地域内、市内、施設内の三つの防御線を敷いた。南水北調の水に異常が発生すれば直ちに水源を切断することができるため、北京市内の供水安全が保障されている。また、161か所の監視拠点が北京全市の水道施設や水管ネットワークの末端に設置されており、水質安全を確保している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月20日