京津冀一体化、「歴史と人物をたどる10の旅」を共同制作

京津冀一体化、「歴史と人物をたどる10の旅」を共同制作。

タグ: 京津冀一体化 歴史と人物をたどる10の旅

発信時間: 2015-09-22 14:44:41 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

石家荘の華北軍区戦士陵園(墓地)に参拝したあとは、西柏坡(せいはくは)の毛沢東が指揮した三大戦役の地を見て、さらに香山双清别墅に至る――中国共産党が入京した当時の感激を味わう旅。北京市、天津市、河北省の各旅行局と豊台区政府が共同で主催した第1回京津冀紅色観光展では、三地区をつなぐ10本の観光ルートが紹介されている。これは同地区の観光業の一体化を進めるための重要な意義を持つものである。

河北省石家荘にある西柏坡はかつて共産党中央が置かれていた場所だ。「西柏坡の後、中国革命の次の場所は香山双清别墅であった。当時、毛主席が周総理に『これから北京に行って試験を受けましょう』と冗談めかしていうと、周総理も「合格間違いなしです」と答えたと伝えられています」こう話してくれたのは、香山公園管理事務所の責任者。河北阜平城南庄、西柏坡、涿州三義小学、香山双清别墅をつなぐルートは、いずれも当時の共産党が北京に入る歴史的な足跡をたどるものである。さきの香山公園の責任者は「西柏坡と力をあわせて観光業を盛り上げていく」と意気込む。

今回発表された10本の観光ルートの特徴は、それぞれテーマを持っているという点。「紅色愛情ルート」は周恩来とトウ穎超との愛情がテーマになっており、「緬懐英烈ルート」は天津盤山戦士陵園を起点としている。北京市旅行局委員会の責任者は「これまで埋もれていた歴史的物語をよみがえらせ、解釈ではなく、当時の人物によって歴史を語らせたい」とその趣旨を説明する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月22日