独ディ・ヴェルト紙は13日、今年7月に北京地安門雁翅楼に開設された24時間営業の書店が若者たちの間で人気になっている、と伝えた。開設初日の夜に販売された本と記念品は総額で1万2000元、3日目の夜には2万元に上った。本以外にも文具なども売られ、芸術品も展示されている。
24時間書店は、インターネット時代とオンライン書店の時代に対するひとつのシグナルといえる。実店舗の書店に対するニーズは中国では依然として存在する。
夜になると数十人の若者がこの書店に集まり、読書をたのしんでいる。昼間は忙しい彼らの「憩いの場」という雰囲気だ。スナックや飲み物も用意されており、「夜型人間」の集会場にもなっている。
北京には24時間書店が3ヵ所ある。一番大きいのが昨年オープンした三聯韜奮書店。同書店の利益はこの1年間で2倍に増えている。街中で「深夜の読書」をすることが北京の若者たちの新たな生活スタイルになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月14日