湖南省郴州飛天山国家地質公園は湖南省南部、郴州市蘇仙区と北湖区内にある。総面積は約110平方キロ、丹霞地形とカルスト鐘乳洞を主な特色とする。

飛天山丹霞地形区の南西部は郴州市から25キロ離れたところにあり、面積は48平方キロ。紅岩丘陵地形に属し、人間や景色のような形をし、見ごたえがある。神仙寨は景勝区の主な景観の一つである。

郴州市から西南方向へ12キロ離れたところにある万華岩鎮の万華カルスト洞は約3.5~3.2億年前に形成されたもので、全長は約9キロで、地下を流れる川である。主な洞窟の長さは2245メートル。洞内にそれぞれの特色のあるホールが13カ所もあり、大きいほうは数千人を収容できる。とくに「水下晶錐」は世界では二番目に発見された天然の宝物といわれている。洞窟の外にある滝は50余メートルの高さのところから流れ落ち、洞口に銀色の水のカーテンが掛かっているようになっている。岩の頂上に、南宋時代の著名な地理学者の張南軒の「萬華岩」という題字が刻されている。

鯉魚寨の絶壁と鳳形山から西へ200余メートル離れたところに、水面から数十メートルの高いところにある絶壁の洞窟の両側に置かれた木造りの柩があり、それは湖南省南部景観のまたとないものと言われ、人々に注目され、人文的内容も含まれている。
景勝区は洞窟、澄み切った川、温泉を一体化したもので、古めかしい人物の景観とコントラストをなしている。青々とした山水、紅崖赤壁、奥深い竹の林が絵巻物のように広がっている。
「チャイナネット」2006/11/14