北京市石花洞世界地質公園は北京市房山区にあり、北京市街区から50キロ離れたところにある。カルスト洞窟および洞内の次生化学堆積物の景観からなる。
石花洞は現在中国で発見されたカルスト洞窟の中ではスケールが大きなもので、洞層も多く、さまざまな堆積の類型がそろっており、次生化学堆積物の多い洞穴でもある。洞窟は七層からなり、1層から5層までの洞内の通路の全長は5000メートル、6、7層は地下を流れる川および水がたまっている洞層である。洞の入り口の海拔は25lメートル、区域内の地下水面から160メートル離れたところにある。
1、2、3層には道内通路がつくられ、全長は1900メートル、観光客向けの1、2層の通路の長さは1362メートル、高くて大きな広間のようなところが12、洞室が16ある。また形の異なった支洞が63もある。
地下部分のカルスト洞窟及び洞内次生化学堆積景観のほか、地上部分には地層断面と地質構造の跡などの地質遺跡の景観といくつかの古代建築物および人文歴史景観などがある。
「チャイナネット」2006/11/14