北京空軍総医院の病室で、新疆ウイグル自治区アクス地区出身の女性は涙を浮かべつつ、北京圓愛単親家庭サービスセンターの発起人の楊雅雲氏に抱きつき、「北京人はすばらしい」となまりのある共通語で言った。
この女性の娘は今年7歳で、1歳半の時に調理中の油でやけどをし、顔の左側と首の皮膚が焼けただれ、つながって離れなくなってしまった。さらに悪いことに、女の子の父はこれを受け入れようとせず、家庭を捨ててしまった。
女性は洗濯を手伝い家計の足しにしていた。娘が3歳の時、治療のために両親の家を売りに出した。しかし当時の手術は成功せず、皮膚がつながってしまったため、女の子は頭を傾けた姿勢で生活するしかなかった。