しかし、大きな期待とはうらはらに、その結果は張氏を失望させるものに終わった。
営業所の担当者は、「お財布携帯サービスはスタートしたばかりで、技術的な点については、銀行の職員が弊社営業所に足を運んで、初めて処理が完了する。お財布携帯を開設するには、携帯電話NFC?SIMカードと浦東開発銀行(浦発銀行)のジョイントカードを揃えて提出いただく必要があるが、このジョイントカードの発行には、最低2日ほどかかる。弊社で具体的な日にちを案内することはできない」と語った。
担当者は、「お財布携帯サービスを希望するユーザは、まずチャイナモバイル営業所に出向き、モバイル決済機能を持つNFC?SIMカードに交換してもらった後、浦発銀行で専用モバイル決済銀行カードの手続きを行い、再びチャイナモバイル営業所に戻り、SIMカードと銀行カードを揃えて提出しなければならない。大変手間のかかるプロセスであることから、銀行職員が営業所に出向いて手続きを終えた後、ユーザが営業所に足を運んだ方が効率的だ」と提案している。
「お財布携帯」は、手続きに2日間以上かかるだけではない。チャイナモバイル営業所が取り扱っているお財布携帯の提携銀行は、今のところ浦発銀行に限られている。営業所担当者によると、他の銀行との提携については、まだ具体的に決まっていないという。