この写真に写っているのは、後ろにあるこま犬のことを説明した説明表示板だ。上の方に「中国から運ばれた」ということが書かれているが、当時の略奪の経緯については触れられていない。
「77年前の7月7日、日本は中国で盧溝橋事件を引き起こした。その後、天津市を襲撃する中で、旧日本軍は当時の天津市庁舎の前にあったこま犬を略奪し、戦利品として日本の大阪に持ち帰った。このこま犬は日本の軍国主義の罪証だ」。
7月5日午後、日本の市民団体が大阪城西の丸北門の外側にある純白の大理石でできた1対のこま犬の前に集まり、「7・7盧溝橋事件77周年—大阪城のこま犬前で不戦を誓う集会」を開催した。上の発言は主催者である伊関要さんのものだ。