中ロに、ハルビンで原発を共同建設する意向があると報じられた。中国の関連部門は12日に否定したが、巷ではこれについて議論された。これは先ほど、中国が原発プロジェクトを始動するというニュースが伝わったからだ。中国は間もなく原発プロジェクトを始動するが、福島原発事故の教訓を汲み取らなければならない。福島原発事故にも、事故発生の予兆があった。ここからは、次の3つの教訓を見ていこう。
(一)正確な原発安全観を樹立する。戦後の日本人は核を極度に嫌う感情を持っていた。米国は世界戦略の需要から、日本経済を支援し原発の発展を促進した際に、日本の一部の利益集団と共に核エネルギーの平和利用の「素晴らしさ」と「安全性」を大々的にPRした。さらには原発の安全性を絶対と言い切り、多くの人に原発安全神話を信じさせた。
しかしながら、原発の安全はリアルタイムで変化する。真の原発安全は、危険要素との持久戦によって実現される。日本では原発安全神話により、関連部門が原発稼働におけるさまざまな安全問題を正視しなかった。すでに表面化した安全問題を見て見ぬ振りし、大したことではないと思い込むという、間違ったやり方をしたのだ。また原発事業者は、小さな問題をすぐに公表すれば付近住民の恐慌ムードを引き起こすと懸念し、疑いをなくすため信頼性を高めようとする状態に陥った。また検査に影響することを恐れ、問題を隠すという手段をとった。福島第一原発では、何度か安全問題が発生していたが、東京電力はこれを隠蔽し、絶対安全の神話を守ることを選んだ。こうして大きな災いを育むこととなった。