同書記は「昌平区と言えば、ハイテク関係では未来ハイテクシティや中関村昌平パークがある。歴史遺産では十三陵があり、大学では沙河キャンパスがある。発展要素は極めて豊富である。しかし今は豊富さよりも、整理することの方が大切な時期である。これまでように量の拡大で発展を図るのではなく、調節によって発展を図る必要がある」「昌平区は人口の増加率が最も大きな区であり、人口増加をいかに調節するかがここ数年の重要な課題であった。これまで人と環境の矛盾が絶えず拡大し続け、現在の人口は環境の負担能力を超えている状況だ」「適正人口を算出するにはいろいろな方法がある。機械的な計算式もあるし、都市化の進展によって図る算式もある。さらに水資源を制約条件とするものもある。仮に1人当たり年間の水の必要量を130立方メートルとすると、北京は全世界において“極度の水不足”にある。北京を調和のとれた住みよい都市にするには、人口問題を一刻も早く解決する必要がある」「昨年、回龍観と天通苑を視察したとき、教育部の関係者が入学問題に頭を抱えていた。毎年学校をどれだけ作っても、生徒の数に追いつかないというのだ。今人口調節をしっかりやらなければ将来大変なことになる」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年1月30日