米AP通信は、「数十年前、中国の新年が中国以外の場所に影響を及ぼすことは稀だった。中国が巨大な経済的影響力をつけるに伴い、中国語を話す場所で大きな文化的意義を持つ中国の新年が存在感を高めた」と伝えた。米ロサンゼルス・タイムズ紙は、「中国の新年はかつて中華街や華人の移民の家庭内に限られていたが、今や米国で主流と化している。ニューヨークのリンカーン・センターやハリウッドの街頭などでは、スポーツ番組のCMや飲料品の包装に春節のお祝いの言葉が見られる。中国政府は春節により、中国のソフトパワーを強化しようとしている。
中国文化部は2010年に『歓楽春節』を催し、42の国と地域で65のイベントを展開した。今年は119の国と地域、900のイベントに拡大された」と報じた。中国人専門家の張春河氏は同紙に対して、「全世界が中国の経済的成果を認めているが、中国文化に対する理解や興味が不足している。中国は今後より多くの文化を輸出し、流れを覆すと見られる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年2月27日