北京行政の副中心となる通州地区の構想は

は答え、北京市行政副中心には、北京市中心部の人口と機能の緩和と、地域の発展という2つの主な効用があると説く。　20年以上の建設を経て、通州は市行政副中心としてのインフラが整った。地下鉄1号線と6号線などにより、容易に北京中心部へアクセスできる。六環路や京哈、京津塘などの高速道路といった外部への交通条件も良い。すでに北京中心部の良好な資源が通州に移転しており、10あまりの小中学校と病院が通州に分校、分院を開設している。都市建設用地もうまくコントロールされており、空間資源は比較的充実している。　

通州地区は約55平方キロの土地資源が利用でき、機能緩和にとって十分な空間的条件を有する。「総じてみると、通州には市行政副中心として発展するための十分な基礎がある」と黄艶氏は述べる。近年、北京の公共財政の50％が通州に投入されている。その過程で通州は高度発展の時期を迎えた。交通インフラや公共サービス施設、環境整備などの基礎はすでに完成した。　

黄艶氏は「通州で行政オフィス用地を新たに増加させる必要はない。2005年に公表された都市基本構想ですでに用地留保を提案しており、今回は基本構想の最適化と調整の作業である」と強調した。