一方、特別責任リストは特定の重点事項や問題に対して責任を定めたもの。北京市の場合にはすべて大都市病対策に関するものである。具体的には人口調整・サービス管理、大気汚染対策、都市環境秩序対策、違法建設対策、建設プロジェクト安全生産管理、花火・爆竹安全管理の6項目である。
この中で大気汚染対策に関する特別責任リストを見ると、項目は石炭削減、車両・ガソリン削減、排ガス規制、PM2.5対策、行政協力体制などの細分化され、その責任役割分担は発展改革委員会、経済情報化委員会、農業委員会、規律委員会、住宅建設委員会、商業委員会など各委員会ごとに示され、さらに区県政府、居住区弁事処がそれぞれ負う責任についても明記されている。 政府責任特別リストは、今後さらに内容の拡充が図られる見込みで、現在の6項目をベースにして、その他の重点分野についてもリストが制定される予定。また権力リストについても、法律法規などの変更に応じて適宜調整が行われる予定という。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月20日