リラックスした雰囲気の中行われた面接では、面接官の笑い声が絶えず、張さんも緊張せずに自分の持ち前を発揮できた。彼女の流暢な日本語に、面接官らは驚きを隠せなかったという。面接終了後、張さんが退席した後も、面接室からは面接官の笑い声が聞こえてきた。張さんは、とても明るい面接官は絶対に関西人だと思った。
とても快活的な性格の張さんは、率直な関西人と息が合い、「性格が合う人が好き。国籍は関係ない」と語る。
歌手にもチャレンジ
京都大学農学部は世界でもトップクラスの研究レベルを誇る。張さんが入学したのは京都大学農学部の資源生物科学科だ。張さんは理系であるものの、機器には関心がなく、動植物の生命個体にとても興味を持っており、獣医になることも考えている。資源生物科学科を卒業すれば、食品会社や政府の農林水産省、研究院などに就職できる可能性がある。