「延慶地区では、生活用水の増加による影響はさらに微々たるものだ。まず延慶は北京の北西部に位置する。ここは北京の水源が密集する地域だ。南水北調プロジェクトで北京に水を引く前は、延慶で余った水資源を北京都市部の水に回していた経緯もある。だから冬季五輪で水需要が増えたとしても問題ないのだ」。
また同氏は、「北京市水務局は現在、延慶県で新たに浄水場を建設しようとしている。この浄水場は1日あたり9万立方平米の供水能力を持つ。延慶県でウインタースポーツに参加する人々が増えているが、それによる増加水量は1日あたり1000立方平米に過ぎない。供水能力は完全に需要を満たしている」と述べた。