人工雪:二重の保険で憂いなし
雪道に対する競技上の要求によると、競技には部分的な人工雪が必要とされている。潘安君氏は、「延慶の例年の積雪状況に基づき、また冬季五輪のスキー場の要求を満足させるため、関連部門と延慶政府は人工雪の需要について措置を採っている。現在の予測データでは、十数万立方平米前後の需要がある」と解説する。
「まず延慶県は、スキー場の谷間に2つの集雨施設を建造し、夏に雨を収集することになる。この2つの施設は1日あたり20万立方平米の集雨能力がある。人工雪を作るには18.6万立方平米が必要とされる。この2つの施設があれば事足りるということだ。また延慶県の下游には仏峪口と呼ばれる貯水池がある。ここは毎年200万立方平米以上の水を蓄えることができる。人工雪を作るには十分以上の量である。人工雪の水に関してはなんら問題ないと断言できる」。 同氏はまた、「浄水場からの供水にせよ、人工雪のための供水にせよ、北京市は完全に冬季五輪で必要な水に対応できることを保障する。また、周辺の工業や農業の生産、都市生活、北京の生態環境用水に不利な影響を与えることはないと保障する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月6日